ふつうの日記

いい風が吹く季節。

いくつかの諦め、というか受け入れ、をここ半年ほどで色濃くした結果、いっか、一日が小さな部屋で過ぎていっても、と思うようになった。

朝起きて、納豆ごはんかなんか食べて、雑事をこなして、終えたら珈琲を淹れてぼんやりしたあと、昼過ぎに電車やバスやあるいは自転車に乗って、違う町に移動して、歩いたり座ったりして、外の空気が十分に満ちた頃に帰る。移動中はradikoでラジオを聞くかもしれないし、喫茶店では読みかけの短編の続きを読むかもしれないし、携帯電話を見るかもしれない。そういう休日ばかりを過ごしてきた。

でも、朝起きて、残りのトマトシチューかなんか食べて、雑事をこなして、終えたらバナナジュースを作ってぼんやりしたあと、知らぬ間にもう一度眠ったり、ドラマTRICKを10話連続で見たり、何もなにも書かず、読まず、思考にブレーキをかけ、夜になったら近所のコンビニにだけちょっと歩いて、あっという間に深夜に突入している、という休日も悪くない。気持ちはスッキリしないし、事態は進展しないが、一つ呪縛がとけたようで、楽な気持ちになる。「しょうがないんだよなあ」とつぶやいて。働き過ぎているのかもしれない。

 

今日もいい日だったなあと大きな声で二度言った。