2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧

書だ!石川九楊展

書だ!石川九楊展は、展示物のスパンが長いのもあってより多くを含んでいたけど、対象に蠢く感情を掬い取ってその髄を作品にしてあるので、感覚として有り有りと再現されるようだった。 身体が鳴っている、嗚咽のあとのようだ、喉元が実際に苦しい、悲しんで…

アピチャッポン・ウィーラセタクン 「Memoria」

アピチャッポン展示は、肉薄する感覚に焦点は合っていなくて、感じたことがある、という過去の経験をパッケージしているみたいだった。 温度、湿度、匂いやムードが希薄なのは、主題が幻視、幻聴だったから、腹に落ちた。 幻を見ている人を、見ている。あの…