2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧

雑記

朝、西武線に乗る。人はまばらだった。曇り空だった。 駅に着いて、コロラドに入った。コロラドは好きなコーヒー屋。東京に来て最初に住んだ街にあった。次に住んだ街の隣駅にもあった。今住んでいるところから電車で30分行ったところにもある。知っている…

夏は人を思って缶ビールもって遠くまで歩きたい。(秋と春もそうしたい。)

ほんの小さい頃に、お兄ちゃんと冒険に出た。遠足用のナップザックに、水筒、買い置きしてあったお父さん用の辛いアラレ、筆箱、落書き帳を詰めて家を出た。お兄ちゃんのナップザックは、彼が家庭科の授業で縫ったやつで、綿入りのキルトのそれが羨ましかっ…

雨が降っている

書くと、まず書くと、書いた痕が残って、それを眺めたり読んだりしていると、痕が新しく連れてくるので、、、それをまた眺めたり声に出したりくちびるに乗っけて笑ったりしていると、うたになってくることがあるので、、、そのうたをうたったりまた眺めたり…

犬の腹を撫でるような、車の下に隠れた猫を覗き込むような、犬のような鹿が水を舐める時のような、猿が背を向けて眠るような、人がずっと歩いて行くような、そういう気持ちでピアノにさわる ピアノにさわるときはいつもそういう気持ちになる

帰ってくると

‪みやまが深い‬‪川の上にコウモリが沢山舞っている‬‪眠ろうと目を閉じてじっとしていると、山の静けさがすぐそばにある‬‪いま稲は青い‬‪稲の揺れるのも、見ていなくても聞こえる‬ 草いきれもむっとする、部屋の中にいても 全て景色が力強い こういうことが、…

無職日記抜粋

7月2日(日)チリ・サンティアゴ 動物園まで続く道は、急勾配の上り坂だった。ゆっくりゆっくり歩いて登った。象、猿、人も入れる大きな鳥かご、小さな鳥をいじめる大きな鳥、ペンギン、チリにしかいない犬のような鹿、いないチンパンジー、見つからなかっ…

翻訳はいかにすべきか 柳瀬尚紀著

>>筆者の場合、翻訳の実践中、意識の奥底で、ほとんど無意識に近いところで、つねになっている日本語がある。『熱風』はその最も強烈なものの一つだ。詩人が発する「いっぱい」という語は、他の語で置き換えることはできない。たんに辞書におさまっている「…