日の出町試聴室でライブ

何かをすごく大事だと思うこと

それはなんぴとにも備わっている直感で

何かというのは、例えば、友だちも恋人も、空の青さも、熱をもっている世界のそこここにある詩、紙の本や、もうすぐ始まるキンモクセイ、駐車場の跡地や、自販機のあかり、アスファルトの照り返しや、なんでも、そんな陳腐な例を出さなくてもみんな分かってるそのなんでも

 

それを大事だと思ったそれはそのままいつまでも残っていて、そこから自分にとっては別になんてことないただの熱だと切り捨てられるか、どうか、について、今日は思った

 

身近な人に大事にされたことがあって、同じだけ、返すように大事だと思うのが特別ではない、ゼロとして、その人の熱をその人と切り離して考えることで、その人のことがもっと世界に近く、もっと断続的に、思えるようになると、思った

 

そうすると、もういない人、のことがもっと、ただのこの身に響くような、気が、した

 

そしてそれはそうだろう

毎日申し訳ないけど

当たりまえのことに届きたいと思う

 

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9月9日

 

日の出町試聴室でライブをした

日の出町はいい町だなと思った

1時間3万円でわたしを買おうとするよぼよぼのおじいさんがいた

とても高価そうな黒塗りのクラウンに乗る、ガタイのいい男性と若くて綺麗な女性を見た

2階の珈琲屋から下の通りをずっと覗き込んでいるアンちゃんがいた

通行人を見てあの女ムラムラする、と言っていた

 

いい町だな、と思ったその感じは勿論消えないまま、遠いところから町を眺めていて、気色がいいなと思った

人のことは、どこまでいってもきらいになれないと思う

男性の男性的なところも直接煩げに向けられたとしても拒むことはできないし

女性の弱くて甘いところもずっと付いて回ると思う

困るよね

ラララ

 

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初めての駅、西新井駅で、映画『散歩する侵略者』を見た

とてもいい映画でした

 

 

別件というほど別ではないけれど、話というものを介してしか、人と触れ合うことはないのだと、やっと身にしみてきた

話というのが、ものなんだな

 

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 ところで、親に会って、私が3歳のとき大好物だった食べ物の話をききました

鱈の白子とジュンサイだそうです

もちろんあり得ることだけど、ちょっと変わってるかな、と思った

 

おやすみ