ニュージーランド日記⑤  2月23日(日)

起床7:15。こちらとあちらの狭間の寝床でまどろんだ後、朝食。

ココナッツオイルで表面を炙ったフランスパン、プチトマト、ハム、カマンベール、インスタントコーヒー。

 

スーパーマーケットまで散歩に出る。冷やかし。冷やかしに30-40分。チョコレートは特別なもの。生菓子を売らない代わりに、日持ちのするチョコレート、新鮮なミルク, フレッシュ ’n カスタード、粉、ナッツ、フルーツを売る。日本のコンビニエンスストアにはエクレア、シュークリーム、ショートケーキ、タルト、モンブランがある。

 

9:15、レンタバイク。トレッキングロードをゴツい自転車で駆けていく。バンピー。丘の上からの景色は空の青、湖の乳白の青、山の枯れた芝生、霧と雪を纏った遠くの山々、野生の犬、犬が追うウサギの跳ねる。skyのス、カイの音が、実によく表していると思う。同じようにブルー、グリーン、イェロー、レッド、オワイトも。

 

水を持ってくるのを忘れたけれど、まだ1時間ばかりしか外にいなかったので、林に入る。山道、丸い石、土、松松松松松ぼっくりの山。燃えたばかりの松が静かに煙を上げている。なるほど! 山火事は松の油と日の光で起きる。

 

林の中、Easiest wayの看板を辿っていく。いつの間にか中級者用の道(とてもキツい坂道)に入ってしまうのをくりかえしながら、ひとり林のサイクリング。迷う。砂ほどの不安。そしてやっと抜け出る。Fire exitがいくつか設けてあった。ほとんど誰ともすれ違わなかった。

 

温泉、ボート、ヘリコプター、トレッキングはせずに、湖畔で本を読む。日が暑すぎたら宿に戻る。

 

ビールを飲みながら、ハンモックに転がって読書。陽が高い。たくさんの鳥、鳴き声。大きな家と庭と、暖房と、水回りの設備と、車とスーパーがあればそれでいい。

 

夕食には牛フィレ肉のステーキ、ポテト、トマト、オニオンのココナッツオイルソテー。芋がうまい、甘い。フルーツ味のする地ビールが美味しい。

 

シャワーを浴びて、ランドリーを回し、星空を待っている。星空を待っている。

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