うどん

気がくさくさする、卑近なことではなく自分の無能さとデカい仕組みについて、ので、インスタントうどん屋に行き、よく分からないとろ玉めかぶ夏のフェアーうどんを頼み、ぐちゃぐちゃに混ぜて何の味かもう追えない丼ぶりの中に、フリー薬味であるところの揚げ玉やごま、しょうがで過激な追い薬味をして、もう何のことだか、絶海の孤島に取り残された気持ちで、ああ、幼稚に複雑にしたもの、たまには。

ずるっと啜りながら気が晴れていく。