4月14日(火) Domotic for the day

朝:クリームパンが食べたくなって。クリームパンが食べたくなって、朝一番でコンビニエンスストアに歩いていくとき、あたらしい葉が濃くて目が痛いのと、空の色が冬と明らかに違って青が深いので、大変なことになった、と思った。大変、季節、変わっとるやんか、大変なことに動揺して、クリームパンじゃなくてメロンパンを買って食べる。菓子パン久しぶり。

 

昼:お弁当に鶏そぼろ、炒り卵、かぼちゃ、蒸し鶏、きゅうり。

 

夜:魚が売りの居酒屋で持ち帰りを始めたと看板を出していた。ふん、と頷いて、アジのなめろうとさわらの味噌漬けを買う。同じく帰路に酒屋があるので、好きな山口県のお酒「貴」を四合瓶で買う。魚をなめながら、お酒をのむ。魚が美味しくて笑えてくる。今後夜に食べるものは、刺身3切れ(または干物か漬け)に、お漬物3切れで事足りるような気がする。刺身と言って、平目もあれば鮪もあるし、タコぶつなんかも最高だし、焼いたのもうるめいわしとかサワラの西京漬焼きとかあるし。漬物だって、水なすもあればきゅうりの糠漬けもあるし、たまにはセルリーのピクルスだっていいわけだし。お野菜とお魚はいろいろあってたのしい。

 

 

さて、虎。

虎といえば、「Ask For Tiger」と言うDomoticのアルバムで、これにも大切な記憶がいくつかあって、それらが交差、だけでは済まない、すれ違い?、と思えば絡み合い、何がどうなっているのかわからない関係を築いている。常に動いている。全容把握不可である。記憶、が曲、みたいに、再生されるのだけれど、曲、なのだけど、息遣いが毎度違う。こう言う記憶はそれほど多くない。思い出すたびに温かい。思い出すたびになんと言っていいか分からずに、グウ、と声にならぬままもれる。

15年前に鬱屈として田舎の非常階段で聴き続け、10年前に日がな一日聴き続けたそんなDomoticをまた聴き始める。止まんないのだ! 8bitみたいな単純な音とザラザラしたエレピのやさしい和音で組まれる骨子に、ノイズが乗る。そのノイズ、雑踏の音に似ているなァやはり音は心地いいなァと思っていると、子供の無意識の暴力みたいに笑っちゃうくらい膨れ上がって、笑っちゃうくらいがどんどん加速してほんとに笑う。気怠くて何者にもならない、ならない意志のあるvoiceと、結構システマチックに移り変わるビートで、頭空っぽ(いつも空っぽだけど......)、解かれる。FENNESZを6時間きいていた昔の話をこの前友達としたけれど、Domoticは8時間だったかもな。

https://www.youtube.com/watch?v=ZXS2iZRECVw&list=PLVYtDh61MFJNJ459zihww8viTTtVw9RUi&index=8&t=0s

 

音は好き。たのしい。